東京都板橋区 板橋区役所

察報告書

議員名 平畑雅博、浜崎太郎

視察日時

平成25年9月11日(火) 10:00~11:30

 視察項目

指定管理者制度における労働条件を社会保険労務士会と提携し点検している点等について。

視察先

東京都板橋区 板橋区役所

面会者

政策経営部 経営改革推進課
経営改革推進担当係長 大沼 有 様
主任主事       石野田 大典 様
議会事務局 次長   林 栄喜 様

視察目的

板橋区のモニタリング・評価について調査することを目的とする。

 

板橋区では効率的な運営やサービス水準の維持向上、利用者の安全対策など適切に運営されているかどうかをモニタリングし、客観的に評価、検証を行っている。評価委員会が行う評価として、事業報告所の内容審査、利用者アンケート、現地調査及びヒアリング、指定管理者の財務状況審査、指定管理者が雇用する従業員等の労働条件審査があるが、財務状況の点検については評価委員会から公認会計士、税理士、中小企業診断士のいずれかに点検を願うようになっている。また、労働条件については社会保険労務士会板橋支部と指定管理者の点検、評価手法のレベルを均質に保つための協定書を取り交わしている。

そのほかに板橋区では、指定管理者制度を導入した結果、体育館の閉館時間が21時から22時20分、図書館の閉館時間が18時から20時になるなど、区民が使いやすくなったことが特徴である。

視察の感想・所見

基本的には指定管理制度の導入で利用者は使いやすくなったと感じる。しかしながら運営費が決定している中で、指定管理者は運営コストをできるだけ抑えて運営を試みようとする傾向にある。それがいつしかサービス提供の質の低下に繋がり、また、労働者への不遇等も発生する可能性がある。板橋区の取り組みははっきりとした評価方法を外部の専門家の持つ能力を利用してより質の高いサービス提供に繋げていると感じた。福岡市も積極的に外部の力を利用し、より質の高い行政サービス提供を行われることを望む。

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