金沢市では平成22年に「金沢市における学生のまちの推進に関する条例」(全国初の条例)を制定し、学生と市民のつながりを深めようとしている。金沢は加賀藩の藩校から、今日まで多くの教育機関が存在し学術都市として発展してきた歴史がある。また、市内に残る多くの歴史遺産は現在も大切に維持されている。この背景から、学生と歴史と市民をつなげる条例が制定されたと感じられる。しかし、大学などの教育機関は近年、街の郊外へ移転をしたため、都心の中に学生がいなくなってしまったことから彼らの活動の場所「金沢学生のまち市民交流館」を都心に造ることによって新しい人の交流が生まれ、街全体のにぎわいとなっていました。学生の活動例として
など内容は多岐にわたる。このような取り組みにより、地元意識をしっかり持った学生の育成につながり、文化遺産と共生する社会づくりに繋がると感じた。福岡市にも多くの学生がいるが、街の活力としては機能されていないと感じている。今後、学生は社会のいろいろな分野で事業推進の担い手になると思われる。そこにどう行政が絡んで若者の人間形成と、街の文化保存の意識付けの両方を推進していくことが、今後のさらなる活動に繋がると思われます。福岡市でも地元出身の学生のみならず地方から福岡に就学した学生も含めて、福岡の街を大事に思う心や、郷土歴史愛を育む気持ちの育成のため、学生に対する何かしらの試みを考えていくべきであろう。また、学生が市の行事に市役所側の立場として参加することで、大きな人間形成に繋がることが期待でき、また学生自身も自己の成長に繋がるのではないかと思う。言うのは簡単だがどうやってそれくぉ行政として推進していくのか、ヒントがありました。
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