厚生労働事務次官

村木厚子さんが7月2日付けの人事異動で厚生労働事務次官に就任された。私はよかったととても感じています。
えん罪で有罪判決を受けた方で、その後、無罪判決。
復職してから事務次官というトップの立場となられました。
しかし、彼女の写った新聞紙面のお姿は事件前と比べ、正直、疲れているように見えます。
問題のえん罪の内容は、凛の会という、自称 福祉団体が虚偽の申請をしてダイレクトメールの障害者割引の申請をしたが、その許可を村木さんの部下が、村木さんがやったと証言したため、公文書偽造で逮捕と記憶しています。実際は大手家電販売店のダイレクトメールに悪用された。我々福祉施設関係者にとって「なんだ、これは?」という事件ですから記憶に残っています。
毎年2月にアメニティフォーラムという福祉関係者の集会が滋賀県大津で行われていますが、まだ無罪判決が出る前の時期に、その会場で、村木さんを支援する会代表、コロニー雲仙の社会福祉法人南高愛隣会の田島理事長が涙ながらに村木さんのお人柄や実績を切実に会場の参加者に訴えられたことを今でも思い出します。田島理事長のこの言葉や態度を拝見して、安易かもしれませんが私はえん罪だと信じたのです。
逮捕され、復職まで1年3カ月。我々には想像もできない日々だったでしょう。

福祉施設の運営は今から問題がたくさん出てくるでしょう。民間も含め高齢者施設が過剰供給であるが、年金のみでは入所できないものばかりだったり、障がい者施設も以前より倍に増え、利用者が減り施設運営が厳しくなっている。すべてが淘汰されつつあるのか。それでいいのか、それとも間違っているのか。制度にすべてが左右されるものです。年金問題も生活保護も医療、そして失業率などの雇用問題も。
厚生労働事務次官というポストで、忙しさの中に村木さんらしい、冷静さを持って進めて頂きたいです。
昨日、台湾の子どもたちが帰って行きました。
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各家庭でどんな体験をしたのでしょうかね。たぶんこの経験は我々の子どもたちと一緒でとても貴重なものでしょう。
青年よ、大志を抱け! 我々大人は大志を抱けるような環境を整えるから。

2 Comments on 厚生労働事務次官

  1. 村木厚子さん・・・確かに一年前の写真とは随分年月が経ったように見えるほどです。福祉施設の問題って色々あるんですね。
    これも制度が複雑にしたり、現実と見合った現状ではないという事ですね。
    いろんな事で考えさせられます。

    早いもので7月も中旬に近づき、山笠が終われば、親にとっては魔の夏休みです。。。ぎぇーーー

    • 魔の夏休みですか。そうでしょうね。PTA会長時代に当て職で留守家庭運営委員長があるのですが、夏休みは留守家庭の希望者が増える傾向でした。親は夏休みだからって会社は休めないし、家にじっとさせていることの方が心配ですよね。まあ、家族しかできないことを見つけてみてください。でも長いですよね、夏休み。

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