委員会出張

月曜日から水曜日まで市議会第2委員会での視察で3都市を回りました。
まずは、さいたま市。さいたま市では公立図書館が学校図書館を支援するシステムが確立されています。簡単にいえば、各学校から図書館へ本の貸し出し依頼ができるシステムです。このシステムを使えば蔵書のマンネリ化がなくなり、必要な時に必要なものが用意できます。
各学校には今現在、どのような本が有効であるかの情報を公立図書館から発信しています。
このシステムだと、みんなで回し読みと言いますか、一冊の本がより沢山の子どもに読まれ、限られた財源の中、有効利用につながっています。
二日目は仙台市の給食センターです。福岡市の給食センターは4か所あり、ほとんどが築年数がたち、一番古いのは築40年近くにもなります。この度、博多区の東平尾公園の近くに新しく給食センターを建設します。この仙台のセンターは特にアレルギー食に対応しています。一人ひとりの状況に応じて一食一食作り配送しています。
この写真の容器がアレルギー対応食の容器です。工事現場の方々のお弁当でよくあるものです。
厨房の一部です。1万食のうち、35食ほどアレルギー対応食を作っています。意外と少ないなぁと思いました。アレルギー対応食申込者は100名を超えていたそうですが、親も含め、一人ひとりと面談をして決めた結果だそうです。
下が通常給食、上がアレルギー対応食。」
たまごスープのたまご抜きや、揚げ物を焼き物へ変更などです。
280万円程だそうです。福岡市では現在、福岡市の検査機関に毎日出して測定しています。機械は持ちません。検査結果は次の日にはわかります。この機械だと即日判明するそうなのですが、どうしても作業当日の朝搬入が多い、葉物などは測定する時間はないそうです。基本的には市場において検査済みを仕入れていて、この機械は二重の検査となります。福岡市もこの機械があればあるでより安全です。
3日目は秋田です。
秋田県は学力ナンバーワンです。
小学6年の全国テスト国語A,B算数A,B 理科の5教科の平均が全国平均より32,5点多い。特に算数理科のポイントが高いようです。
その理由は何かを視察しに行ったのですが、当然ですがいろいろな要素が重なりそれは一つではありませんでした。まず、小中とも復習するような指導が子どものときから一斉に行われているそうです。そして、家庭学習の充実。家で机に向かって勉強する習慣が付いているそうで家族もみんなで協力するような環境があるそうです。
しかしこれらのことは昔からではないそうです。昭和39年にはすべての教科で全国を下回り、とくに農村部では市街地の半分くらいの点数しか取れていなかった。それが今では農村部のほうが市街地よりよくなっている。
もっとも影響した事項は
「授業改善」と呼ばれる教師の質を高めていく研究会にあると私は思いました。指導主事という立場の方が教師の授業を見て、結構厳しく指導するそうです。また、スーパーティーチャーと呼ばれる、授業のうまい人を教育専門監として3~4校を行ったり来たりして教えている。質の高い授業を多くの学校で行っている。また、校長が毎日学校内をまわるかまわらないかでも違いがあるそうです。当然ですよね。回らない校長が他県ではかなりいるそうです。マジですか?という感じ。
全国テストの結果は学校の順位までは公表していないが、自分の学校が県内でどれくらいの位地かわかるようにはしているそうです。
この環境が起因か、不登校生徒も少ないようです。
すいません。出張でも夜ごはんは食べますので街をうろちょろ。
居酒屋の前に”なまはげ”がいました。観光客は喜びますよね。
福岡ではなんかいるかな?いないなぁ。なんかいますか?
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視察ご苦労様でした。
何でもそうですが、現場で見て聞いてさわって
いろんな事が見えて、大切な事ですね。
秋田県の話は興味深いです。
質の高い授業って何でしょうか??
授業参観に行くたびに、なんでこんなにまわりくどいんだろう、わかりにくい授業が多いという印象が多かった気がします。
教師を指導するスーパーティーチャー制度・・・
いい指導法だし思います。
また色々とお話聞かせてください~。
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>riverさん
質の高いとは、たしかに何でしょうね。なんとなくこどもたちが理解しやすいみたいな気はしますが、言われてみればハッキリしてませんね。またまた、新たな疑問がriverさんのお掛けでできましたね。( ̄ー ̄)f(^_^)
現地にいってこそ解ることがたくさんあるのですが最近は議員の姿勢が悪いこともあり出張もよく責められています。責任ある行動で無駄にならないように努めていきます。